田川高等学校岳陽同窓会会員の皆様へ

 

突起の碑

会員の皆様におかれましては、日本全国はもとより全世界にわたって進展され、「水平線上に突起をつくれ」の建学伝統の精神をもって、各界各分野で活躍されていることと存じます。

このホームページは、その各地で頑張っておられる会員の皆様の最新の情報などを出来るだけ多く掲載して行きたいと考えております。

情報の発信の場として積極的にご利用いただきますようお願いたします。

事務局だより

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「くさびの塔」追悼の辞

くさびの塔

くさびの塔

追悼の辞(ことば)

 

 ここ中津原が秋色に染まる今日の佳き日、岳陽同窓会物故者追悼式を「くさびの塔」の尊前において執り行います。

 大正六年、ここ岳南の地に田川郡立田川中学校が創立して以来、百有余年、その間、旧制田川中学生として、また、田川高校生として、この地で青春の日々をおくりし先輩や後輩諸氏は二万九千人を超え、国内はもとより世界各地で活躍してきました。

 百有余年の歳月の間に、太平洋戦争で戦地に赴き祖国のために尊い命を落とされた方々、戦後の復興と日本の政治・経済・文化等の発展に大きく貢献し他界された方々、地元田川の発展に汗を流し亡くなられた方々など、多くの先輩がおられたことを忘れてはなりません。

 先に逝きし者を弔うは、後に残れる者の務めにして、また世の習いでもあります。「くさびの塔」は昭和四十六年、「ここに眠る幾多の恩師・同窓よ、願わくは、過去・現在・未来をつなぐ、くさびたらんことを」という願いのもと、同窓生の寄付により建立され、母校の発展と後輩の活躍を見守ってまいりました。このような慰霊碑であり又記念碑である塔を校内にもつ学校は全国に例がないと思われます。「くさびの塔」の存在自体が、母校の輝かしい歴史と伝統を物語るものであり、同窓生として大きな誇りと喜びであります。

 最後に、われわれ岳陽同窓生は先輩諸氏の築かれた歴史を受けて、水平線上に突起をつくるべく努力して行くことをお誓い申し上げ、追悼の言葉と致します。